モノ売りのメソッド
〜売れるお店の作り方編〜

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多くの人は、自分は理性的な人間だと思っています。お店で買い物される場合も、その判断は理性が行なっており、理性が判断する段階になってから初めて目にみえる買い物活動となるので、そこが重要なポイントだとお考えの方が多いようです。実際、昔の消費者行動論の教科書がそうでしたし、今でも営業で一番大事なのはクロージングと説明される方が多いと思います。

しかし、実際には日常の生活の中で、理性が判断しているのは3%で、97%は無意識的な直感によって判断していると言われています。理性が働くのは、とても重要な出来事、特に失敗への恐怖が強く働く場合の時で、あとは、無意識的な直感によって半自動的に、あまり深くは考えずに瞬間的に答えを出していきます。

また、その人が実際に買い物活動を起こすのは、その前にこの商品に興味を持ち、“欲しい”・“いいよね”と思うから起こす訳で、その商品に対して“欲しい”・“いいよね”と興味も欲望も感じなければそもそも買い物活動は起こりません。この商品を見て“欲しい”・“いいよね”と思うのは無意識的な直感によって行われています。

つまり、目にみえる買い物活動の前には、目に見えない直感による判断があり、そこに影響を与え“欲しい”・“いいよね”と思わせることができないとモノは売れないということになります。

店舗レイアウト・陳列・店内演出はこの無意識的な直感による判断に影響を与えるために作られる仕掛けなのです。

目次

◇お見せのタイプ

お店と一つ口に行っても、いくつかのタイプに分けることができ、タイプに合わせてお店の作り方は変わってきます。ここでは代表的な5つのタイプについて説明します。 ただ、実際の店舗は一つのタイプだけでなく複数のタイプをミックスした複合的な存在です。

◇お店づくりの仕掛け

お店づくりの基本となる「見やすく手に取りやすく買いやすい売場」の仕掛けについて。

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