例)本屋・バラエティショップ・メガネ店・陶器店高級感と“こだわり”などモノガタリの演出
例)和菓子店・花屋・ベーカリーショップ・フルーツギフトショップ
- ▷キーワード
- ・新しさの出会いと生活シーンの提案
・明確なコンセプトによる差別化と独自性の担保
- ▷魅せ方店舗とは
- 少数しか作られていないモノや海外からの輸入品、またバラエティーショップなどで扱われる雑貸類を取り扱うお店など。これらの商品はお店に行かないとどんなものがあるのかわからない。これらの商品を扱うお店では,どんなグレードの商品を扱っているのか,どんなテイストの商品を揃えているのかなど、店独自の品揃え・商品編集力をお客さまに明確に「見せる・魅せる」ことが重要なポイントになります。
- ▷店づくりのポイント
魅せ方店舗では、その店独自の品揃えや商品編集力の背景となる「コンセプト」を魅せる必要があります。ただメガネを置いている店、雑貨を雑然と置いている店では、お客様はお店に魅力を感じません。コンセプトに魅力がなければ、どんなにお金を掛けてもお客は入ってくれないし売上げも伸びないでしょう。つまり店づくりの基本となるのはコンセプトであり、魅せ方店舗を作る上での最低条件であるといえます。
魅せるコンセプトを作る上で大切なことは、グレードやテイストを明確に伝えることです。そのためにはショーウインドや商品イメージを訴求する写真を大きく伸ばしたグラフィックポードが有効だと言えます。
一般に売場は「見やすく手に取りやすく買いやすい売場」が良いとされていますが、魅せ方店舗の場合必ずしもこの考え方が当てはまるとは言えません。例えば、来店の際に店内での"発見"を楽しみたいと思うことがあるでしょう。古道具市などへ行って掘り出し物を見つけた経験はとても楽しいものです。何も高価なものでなくてもよい、自分にとってかけがえがないと思えるモノに出会う喜び、これは買い物をするときに最も味わいたいことの一つだと言えます。そんな演出をする際に、あまりに売場があけっぴろげで整然としていたのではつまらないと言えるでしょう。
また、グレードが高いお店では、高級感を演出するために、わざと手に取りづらい陳列にする場合もあります。
多くの競合がひしめき、「店独自の編集力」が見えなくなると成長に翳りがみえるようになります。グレードやテイストを示すコンセプトを構築しながら、他店との差別化をどう図るかどうやって店の独自性を保つのかが魅せ方店舗では一番重要です。