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モノ売りのメソッド
~売れるお店の作り方編〜

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お店のタイプ3:シミュレーション店舗(確かめることが必要なお店)

例)化粧品店・アクセサリーショップ・婦人服店・子供服店

▷キーワード
・商品と自分の相性を確かめ納得させる
・購買動機よりも店選びの視点が重要
▷シミュレーション店舗とは

雑誌をながめていて「このジャケットいいな」などと思った経験はどなたもお持ちだと思います。しかし、写真からでは、そのジャケットを身につけている自分の姿がうまく想像できない場合もあるし、素材の肌触りなどもうまくイメージできなかったりする場合があるかと思います。そんなときは,実際に店へ出かけていって,その商品の手触りや履き心地,サイズの確認や自分に似合うかどうかを「シミュレーション」してみようと思うものです。このように売場で試してみないことには,購入することが起こり得ない商品を扱う店を「シミュレーション店舗」と呼びます。

じつは、どんなお店であれ、潜在的にはシミュレーション店舗の要素を持っています。お客様は、どんな商品であれシミュレーションしてみたいと心の奥底ではそう思っているのだから。商品を試してもらうということは,販売にもつながりやすいと言えます。

事実,メーカーが商品の販売促進活動として行うキャンペーンのひとつに「トライアルキャンベーン」(清涼飲料の試飲や化粧品のサンプル配布など)というのがあり、とても高い効果を出しています。

▷店づくりのポイント
もっとシミュレーションしたいというお客さまの気持ちに積極的に対応するための売場づくりを考える必要があります。 シミュレーション店舗に来店するお客さまは,当然,店内で商品を試すことができるものと思っています。触れるものなら触りたいし,身につけることができるのであれば身につけてみたい。したがって試すことができないと知った途端、購入意欲は減退してしまうでしょう。また、試すことができたとしても、サイズがないなど、自分に合わないとなるとやはり気持ちが萎えてしまいます。まずは試してもらって“欲しい”・“いいね”と思ってもらう、それがシミュレーション店舗で一番大事なことだと言えます。
  

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