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お店づくりの仕掛け4:店内演出

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いつ行っても全くかわり映えのないお店ではお客の購買意欲は下がってしまう。
季節ごとの品揃えの変化でお店に変化を与えることも重要だが、演出によってお店の雰囲気を変えることが最も効果的である。”商いは飽きない”。その方法について。

昔から”商いは飽きない”と言われています。エブリデーロープライスのお店だからといって、いつ行っても全くかわり映えのないお店ではお客の購買意欲は下がってしまいます。まず、季節ごとの商品の入れ替えなど品揃えの変化でお店に変化を与えることもできるが重要ですが、なんといっても店内演出によるお店の雰囲気を変えることが最も効果的です。

■季節の色

その季節にはその季節を表す色があります。

春:グリーン(鶯色)やピンク(桜色)などの初春のイメージを表す色
全体的には明るい色をつかうと春らしいイメージになる。
夏:ブルーとレッドの涼感とスタミナイメージ
全体的には青系のパステルカラーを使うと涼感がでる。または藍と赤と白(かき氷)や黒と赤と黄色(焼肉)といった夏の風物詩特有の色遣いもある。
秋:イエロー(山吹色)やブラウンによる実りの秋のイメージ
全体的にはアースカラー(暖系の濁色)を使うと落ち葉や枯れ葉のイメージが生まれ秋らしい色になる。
※英語のyellowは日本の山吹色に近い色である。逆に日本でいう黄色は英語のレモンイエローに近い色である。色彩学的には青の反対色はイエローオレンジで紫の反対色はレモンイエローである。ただ英語圏では青の反対色はイエロー(山吹色)と表記されることがある。それを日本語に訳す際に黄色としてしまったゆえに青色の反対色も黄色、紫色の反対色も黄色という混乱が生じてしまった。
冬:オレンジとレッドが醸し出すポカポカなイメージ
全体的には暖色系を中心に紺などの濃い目の原色をつかうと冬のイメージになることが多い。またクリスマスもあるので、原色の赤や緑も冬の色となる。白は真白を使うと冬のイメージになる。(他の季節で使う白はオフホワイトであることが多い)
※藍と紺の違い。藍は青が濃くなった色であり、紺は青紫が濃くなった色である。

■年間行事

1月は正月、2月は節分、3月は桃の節句に4月は桜と日本には一年を通じていろいろと行事が行われています。さらには運動会や遠足といった学校行事もあります。我々の生活はそれらの行事に合わせて 色々なモノを消費していくので、それに合した店内演出が必要です。それ以外にも近くの集客施設(公民館での催事・スタジアムでの試合)の行事もおさえておくべきです。

■アイキャッチとしてのディスプレイ

アパレルなどではディスプレイが多用されています。ディスプレイの主な目的は季節性と賑わいの演出ですが、近くの棚にある商品への誘導という目的もあります。図のようにトルソーに目がいくとそのままハンギングされた商品に目が行き、その後他の陳列棚へと目が動いていくでしょう。このように視線の誘導装置としてもディスプレイは重要な役割をします。このことは食品スーパーの“Fish”・ ”Meet”・といったコーナーの案内板も同様の働きをしています。

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