私はかつて売れない店長でした。

会社によっては本社による統制が厳しく、店長業務は本社の指示に従うだけというところもありますが、私が勤めていた会社では、店長職はミニ経営者という位置付けであり、幅広い自由裁量権の下、店舗レイアウトや販促企画なども自分で考え実行することができました。

ただ、当時の私は店長として考え自分なりの工夫をしていましたが、全く効果が出ませんでした。新店のオープンを任されており、会社からは期待されていたのかもしれませんが、業績は悪く、本社会議ではいつも吊し上げを喰らっていました。

結局、店長の座を降りることになりましたが、必死に努力していたことは認められていたようで、カリスマ店長の下で再教育を受けるチャンスを得ることができました。

とても苦しい経験でしたが、今思えば大きな転機だったと感じます。あの時の経験をベースにして、再び店長に昇格する過程や、独立後に国の販路開拓支援でマーケティング企画のブラッシュアップに関わる中で、多くのポイントを学ぶことができました。それが現在の私の経営コンサルタントとしての評価につながっています。

降格して判ったことは、それまでの私は売れるためのポイントを全く押さえていなかったということ。多くのポイントはご商売の家庭で育った人にとっては当たり前のことかもしれません。ただし、謎々の答えのように、わからない人はひたすらドツボにハマり、そこにポイントがあるということ自体に気づいていません。このことが売れないという悩みの原因なのだと考えます。

ポイントはなぞなぞの答えのように、判ってしまえばとても簡単なものが多いのですが、
ポイントの存在に気づいていないため、いくら努力をしても売り上げにつながらない。

これまでお会いした企業様の多くはそのような状態に陥っています。

私もまだまだ勉強中ですが、このウェブコンテンツでは私が学んだポイントをお伝えしたいと思います。ここに書いたことがあなたの苦しみや徒労感から少しでも早く脱出されるきっかけになれば幸いです。