売れるお店の作り方
~モノ売りのメソッド:小売業編〜

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補足:小さいお店のレイアウト

小さいお店で一番大事なことはお客様の“逃げ場”を作ることです。小さいお店は狭く、また店員の存在感が大きいため、お客様は心理的な圧迫感を感じてしまい、お店に入るのを躊躇ってしまいます。したがってどう圧迫感を減らすかが大きいお店との違いです。

■レジ位置

お店の一番奥にあり、入口の方を向いてレジが置かれているお店がよくあります。

  1. 奥に住居スペースや作業場があり行き来が必要である
  2. 客の出入りがよく見えるので安心である
  3. 他のお客の買い物の邪魔にならない
  4. 金銭は出入り口から遠い方が安心である

といった理由で置かれていることが多いようです。

しかしこの位置にあると、お店に入ろうとするお客様はレジにいる店員と正面から顔をあわせてしまいます。したがって、あまり良い位置とはいえません(新聞などを読んでいてお客と目が合わないようにしているお店もあるが、接客上あまり良い態度とは言えない)。

レジは横向きに配置したほうが良いと言えます。なお、奥行きがない店舗の場合、入口側にレジを置くと出入りしづらくなります。奥行きがあれば店の奥が“逃げ場”となるので入店の際の圧迫感は軽減します。

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少し売場が大きくなり出入り口が2箇所になると、入口側にレジを置いても、外からレジが隠れ、レジと反対側から出入りできるので、入店の際の圧迫感はなくなります。また、店奥陳列にボリュームがでるので入店もしやすくなります。

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■照度

小さいお店では、什器の位置は変更できないため、基本的に陳列や演出でレイアウト変更を行うことになります。その時大事なのはライトによる店内の明るさです。

ヒトは本能的に狭くて暗いところを避ける傾向があります。小さいお店はただでさえ狭いのだからお客は入りづらい状況です。

したがって、店内の明るさには注意するべきです。できれば店内全体が明るいのが理想ですが、物件の都合上天井は蛍光灯のみで数も限られている場合やファザード部分の照明増設の工事ができない場合(大家の許可でない、資金的に難しいなど)は。店内奥にクリップライトを1〜2個つけるだけでも店内に入りやすくなります(タコ足にならないように気をつける)。

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■棚の設定

人がすれ違うには通路幅は90cm必要ですが、小さいお店では難しい場合があり、場合によっては60cm(お互いに体を横にしてすれ違うことができる)と通路が狭いこともあります。この場合、棚が目と鼻の先にある状態なので、ゴールデンゾーンは狭くなります。また、通路が狭くしゃがむことも腰をかがめることはできないため、低い位置の棚の商品は見づらく取りづらい状況になります。また視線も見上げることはしやすいが、逆に視線を下に落としづらいです。

したがって、スーパーなどでは什器の最上端をストックスペースにつかっていることがありますが狭いお店では最下段がストックスペースとなります。

■陳列

入口付近は当然、季節感や値頃感で吸引力があるものが置かれるべきです。また店内中程がメインで売る商品で、店内奥に高額商品やニッチや接客が必要な商品というのが一般的な陳列です。店内奥に高額商品というのは防犯上の理由もありますが、店内奥までお客が行かないというのもその理由です。

■天井と床

壁面に商品が並んでいるお店の場合、お店の内装で見える部分は天井と床になります。この時お店の雰囲気を決めているのは商品と床のイメージです。床の材質・色が商品のイメージにあっているかがお店全体のイメージを決めています。

一方天井は照明器具があることありシンプルであることが多く、天井はお店のイメージとは直接には関係ありません。ただ忙しいと床や陳列棚の清掃に気をつけていても天井の清掃がされていないことがあり、天井が薄汚れ蜘蛛の巣があったのではせっかくの雰囲気も台無しになってしまいます。支援に入る際にその店の管理がきちんと行き届いているかどうかをチェックは、まず天井を見ることから始めます。

  

◇お見せのタイプ

お店と一つ口に行っても、いくつかのタイプに分けることができ、タイプに合わせてお店の作り方は変わってきます。ここでは代表的な5つのタイプについて説明します。 ただ、実際の店舗は一つのタイプだけでなく複数のタイプをミックスした複合的な存在です。

  

◇お店づくりの仕掛け

お店づくりの基本となる「見やすく手に取りやすく買いやすい売場」の仕掛けについて。

  

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